コスモスに誘われて
2023年10月26日 14時46分秋晴れの穏やかな日が続いています。
成妙小学校前の田んぼは、連日何百人もの人が
足を止め、満開に近付くコスモスの花と
秀逸な案山子に魅了されています。
初めて見た人は、田んぼの作業している
人たちだと、きっと勘違いしたことでしょう。
農作業の合間に休んでいる人、虫取り網を持って
遊んでいる子どもたちなど、田んぼの中に
本当に自然に溶け込んでいます。
地域に人が増えたようでうれしい限りです。
案山子は徳島の祖谷から借りているものも
あるそうです。
過疎化・少子化で、普段はお遍路さんぐらいしか
見かけませんが、ここ数日はまるでお祭りが
あるかのような騒ぎです。
では、だれが貼田んぼを耕し、コスモスの種を蒔き
こんな手の込んだ案山子を設置してくれたのでしょう。
答えは、この方たちです。
学校が近いので、すべて見させていただきました。
1つの田んぼを草刈りして耕すのだけでも1日作業、しかも
1人ではとてもやれません。いつも5~6人以上の
チームで作業されていますが、ほとんどが高齢の
男性です。「昔は別の場所(池の方)でやっとったんよ。」
「こんなことして遊びよるんよ。」と笑顔で
言われていましたが、これだけ大変な準備をよく
続けてこられたものだと感心させられます。
おかげで、たくさんの人たちが
癒されて感謝しています。
ただ、いくら見たくても、道路の真ん中に車を止めたり、
花の中に入って撮影するのは罰当たりだと思います。
事故や損害のないようにコスモス祭りが
成功することを願っています。